今回は、数種類のレーザーと内服薬(ロアキュテイン)の両方の治療を行い、綺麗に治癒した患者さんの症例を挙げてみましょう。

この患者さんは、元々非常に重症のニキビ患者さんでした。

 

治療前 2010年3月5日

IMG_3646_convert_20130902104406

・CO2レーザー6回

・モザイク(フラクショナル・レーザー)5回

・モザイク+エコツー(フラクショナル・レーザー) 2回

・ロアキュテイン (現在も不定期に内服中)

 

治療後 2012年12月15日

IMG_1711_convert_20130902104448

 

これまで他院で処方を受けた抗生剤や抗真菌剤(内服・外用共)・漢方薬・イオウ製剤といった

あらゆるニキビ治療薬に抵抗性を示す、非常に難しいタイプのニキビ患者さんでした。

当院では、まずロアキュテインの内服を開始しました。

これが劇的に効き、ひとつ残らずニキビを殲滅させることができました。

肌質が元来非常に強い脂性肌の方ですから、何も治療しなければ少しづつですがニキビが出て来てしまいます。

そこで、通常よりずっと長い3~4年間のロアキュテインの内服を、現在でもごく少量ずつですが続けて頂いています。

その後、ニキビ跡の凹凸も治療を希望された為、CO2レーザー、モザイクとエコツーの2種類のフラクショナル・レーザーを用いたレーザー治療を合計13回に渡り受けて頂けました。 術前と術後の写真を比べますと、あごの辺り、小鼻の周囲、頬の中央、どこをとっても肌質とニキビ跡の凹凸が改善しているのがお分かりいただけるかと思います。

当院では、フラクショナル・レーザーによる治療を開始して以来、ニキビ痕の凹凸もかなり克服できるようになりました。

「ニキビ跡の凹凸を病理学的に診断すると、皮膚表面から奥深くの真皮深層まで瘢痕(コラーゲン組織の硬い傷あと)の塊になっているので治療は不可能です」 などと様々な学会などでもよく言われてきたのですが、諦めずに結果を追い求めた結果、徐々に目標に近づけるようになってきました。

その意味で、患者さんも医師も「目標」は非常に大事であると考えております。

「治療を諦めないこと」、そう言いかえても良いかもしれません。

どんな病気も病変も、今は良い治療が無くてもその内いつか克服できるようになるかも知れません。

今回、治療効果が誰の目にも明らかな症例写真をお見せ出来、非常に感慨深いものがあります。

この患者さんにも、当院を信頼して何年にも渡り通い続けて頂き、そうして治療技術の進歩に貢献して頂き、また症例写真の使用を快くご了解頂きましたこと、心より感謝しております。