「喫煙は肌に悪い」とよく言われますが、
実際にどんな成分が含まれていて、どんな悪影響をもたらすのか
ということを意識することはあまりないと思います。
悪影響を及ぼす理由として、いくつかの大きな要因があります。
それらは複合的に作用して、皮膚の老化を促進してしまうのです。
その要因をいくつか挙げますので、喫煙者の方は少し気に留めて頂けると嬉しいです。

●ニコチンによる体内の酸化
タバコの主成分は、知ってのとおりニコチンです。
ニコチンを摂取すると、血管を収縮させ、血行を悪くします。
血流が悪くなると皮膚の温度が低下し、新陳代謝が悪くなり真皮の働きが衰えて、
しわ、たるみ、くすみ、かさつきの原因になります。

●ビタミンCの破壊
タバコを1本吸えば、レモン1個分のビタミンC(25~100mg)が失われます。
ビタミンCには、メラニン色素が出来るのを防ぐ作用があり、
不足すると、しみ・そばかすなど色素沈着をおこしやすくなります。
また、ビタミンCは、肌の弾力を保つコラーゲンの生成を助ける作用があるので、
不足すると、肌のハリ・ツヤが失われ、しわも出来やすくなります。

●活性酸素の発生
タバコを吸うと大量の「活性酸素」が体内に発生します。
その活性酸素は細胞内の不飽和脂肪酸と結びついて
過酸化脂質(サビ)に変化します。
細胞膜が酸化してサビつくと、細胞が老化して、
しみ、しわ、などの皮膚の老化の原因になります。

●一酸化炭素による酸素不足
タバコを吸うと体内に一酸化炭素が取り込まれます。
そうすると血液中のヘモグロビンが酸素ではなく
一酸化炭素と結合してしまい、酸素不足になります。
酸素が供給されなくなると、血中の色素が奪われ、
肌の色や口唇の色が悪くなり肌はどんどん劣化。
健康的でつややかな肌色が損なわれてしまいます。

●タールによる黒ずみ
タバコに含まれる暗色のタール成分により、肌の色が悪くなります。
毛穴にも付着することで、黒ずみの原因になります。
また、タール(ヤニ)が歯につくと歯が黄色くなり歯肉も黒ずみます。
これはタバコ臭い口臭の原因にもなります。

以上がタバコが肌に悪いといわれる主な要因です。
肌質を改善したい方は禁煙も考えていきましょう。